初めて読む作家さん。
正直私には読みにくい文章だった。
人によって合う合わないがあるのだろう。
しかし、内容は面白かった。
スキピオとハンニバルの戦の話なのだが、スキピオってメッチャ謙虚な人だったのだな~とこの本を読んで知った。
ローマ時代について全く詳しくない私の勝手なイメージでは、スキピオってもっと威厳がある人だと思っていた。
この本がそういう書き方をしているのか、一般的に、ハンニバルが天才でスキピオが凡才だとされているのか、よく知らないのだが、スキピオの勉強熱心さには感服した。
凡人ゆえに努力で対抗するしかなかったようだ。
スキピオがとった行動は、孫子の兵法の彼を知り己を知れば百戦して危うからずだなっと思った。
徹底的にハンニバルの戦に学び、実践で練習する。
最後には、完璧ではないまでも包囲殲滅作戦で勝利します。
なぜ、ハンニバルはローマを落とそうとせず、この包囲殲滅作戦に拘ったのかもこの本で知りました。
惨い戦いです。
全滅させますからね。(皆殺しです。)
戦にゾウを使うところが、この時代というかこの地域なのかな?の面白いところだった。(インドとかでも戦で使っていたのだろうけど。三国志でも使っていたかな~?)
よく像を連れてアルプス越えとか出来たな~と思う。(現地調達なのかな~?忘れた。)
兵士も数も5万や7万ととてつもない数だ。
いろんな部族の傭兵が参加しており、それぞれ特色がある。
機会があれば他の作家のハンニバルやローマ帝国の本があれば読んでみようと思う。
おわり
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