まさよしのブログ

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失敗の科学を読んで

prime readingにて読了。

ちょっと僕には内容が難しかったかな。

結構専門用語が多かったように感じた。

言うほど難解な言葉が多いわけではないけど。

失敗と向き合わないと進化できないというような内容。

読むとかなり納得できる内容だ。

皆、薄っすら理解していることだと思う。

ただ、書くのが難しい。

航空業界はブラックボックスとかもあり比較的、この失敗への向き合い方が出来ているので今日ように安全が確保されている。

それに比べて医療業界はなかなか失敗を認めない風潮にある。

航空業界が良く医療業界が悪いということが言いたのではなく失敗と向き合うことの難しさがいろいろな角度から説明されている。

当たり前だが、人間誰でも失敗を認めたくないし隠せるものなら隠したい。

無かったことにしたい。

しかし、それができるシステムやそうせざるを得ない雰囲気ではいつまで経っても進化できない。

失敗を共有し学べるシステムを構築する必要がある。

本書では、「クローズド・ループ」「オープン・ループ」という現象で説明されている。

クローズド・ループ:失敗や欠陥にかかわる情報が放置されたり曲解されたりして、進歩につながらない現状や状態を指す。

オープン・ループ:失敗は適切に対処され、学習の機会や進化がもたらされる

クローズド・ループとして「瀉血」が例に挙げられているが、なるほどな~と思う。

昔の人は誰しも信じただろうし思い込んだと思う。

「上下関係」がチームワークを崩壊させることについても書かれているが、これはどこの業界でもよくあることだと思う。

逆に無い業界などあるのだろうかと思った。

「ミスの報告」を処罰しないことも重要なのだが、どうしてもどこの業界でも、少なくとも日本の企業ではありえないと思う。

大きな失敗をすれば誰かが責任を取らなければならない。

宗教が科学の発展の邪魔になっていたこと等も興味深かった。

まあ、こういう組織の在り方や世の中の進化については、僕には興味はあれど、どうでもよい内容なのだが、デビッド・ベッカム等のスポーツ選手の話はすごく興味を注がれた。

やはり、失敗を繰り返し積み重ねることは重要なんだと思った。

要は粘り強く努力することが重要なんですね。(当たり前だな~)

これを読んだことで失敗しても良いとは思わないし、そうとは書かれていないが、読むと前向きに努力してチャレンジしようと思える本だと思った。

 

おわり

 

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