今日、この本を図書館へ返却しようと思うので、見えない橋に収録されてる短編の「消えた町」「夜光虫」「時間」「夜の道」を簡単に紹介します。
「消えた町」
新たに仲間内でつくった同窓会に加わった仲間が亡くなる。
年賀状を送ったのは主人公だけで、死を知ったのは、その弟から手紙から。
亡くなった本人は書道が得意で、弟も達筆な手紙を送ってきた。
本人は努力して書道を習っていたようだが、そもそも遺伝でうまかったのかもしれない。
この先、みんな老齢のため、死んでいくのだろうという話。
同窓会に集まる仲間の数もだんだん減っていくのでしょう。
「夜光虫」
図書館内で定期的に開かれる読書会の読書感想コンクールに拘置所に収容されている人物が入賞する。
拘置所送りになった原因は、女性に近づいて関係を結び借金をして踏み倒すことを繰り返していること。
特に、いろいろな境遇の人が応募することに問題はない。
多種多様な感想文が応募されることになり良いことである。
その人物が出所後、読書会に入会したいと申し出てきた。
入会資格に抵触する事案も無かったので入会を認めることになる。
その人物は朴訥とした無口な人柄で安心していたが、いつの間にか転居したらしく読書会に顔を見せなくなる。
そこへ、読書会へ参加していた女性から、その人物の行方を聞かれ、もしかしたら、なにかあったのかもしれないな~っという話。
「時間」「夜の道」は割愛します。
まあ、死に関する話です。
終わり