まさよしのブログ

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カッコウの卵は誰のもの 東野圭吾 を読んで

面白かったけど、話の内容に無理がある部分が多かったような気がする。

特に気になるのが、浮気相手の女性が本妻の赤ちゃんを奪って死なせてしまうというところ。

そこまでするだろうか?ただ不倫相手を困らすために?と思ってしまう。

まあ、フィクションなんである程度強引に話を持って行かないといけないのだろうけど。

しかも死なせてしまうなんて。

その死んでしまった詳細も書かれていないし。

本妻と浮気相手の女性の出産時期がほぼ同じで、その浮気相手の女性の友人の死産も同じ時期とう偶然はまあ、いいとして。

赤ちゃんが病院からいなくなったらもっと警察も捜査するだろうし関係者もひたすらその事実を隠すことは難しいような気がする。

ちょっとネタバレになっちゃうが、不倫相手の女性は赤ちゃんを死なせてしまったことで自殺してしまう。

その遺書は不倫相手の男性にだけ届けられる。

その遺書はその男性の息子がたまたま見つけてしまう。

で、不倫相手の女性は自殺するので自分の赤ちゃんを親友である死産した友人に託す。

よって真相を知っているのは浮気相手の男性とその息子、死産した友人ということになる。

その息子の犯行動機もイマイチ納得できない。

そこまでして母に事実を隠す必要があるのか?

ただ、ケガをさせるつもりだったとしても手が込み過ぎていると思う。

また、ケガをさせるための手段も納得できない。

この方法だと死亡事故につながる可能性も十分考えられるし、もっと確実性の高い犯行方法があったのではないかと思ってしまう。

だいたい怪我をさせるという手段自体選択しないような気がする。

真相はどうなのかすごく気になる本で、楽しく読めたが、読後の感想は少し残念かな。

これ、かなりネタバレしちゃってるかな?

 

おわり

 

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