読みやすくておもしろかった。
primereadingにて読了。
ホラー小説。
ほんのちょっとしたいたずら心でトカゲのしっぽから体が生えてくると息子に嘘をついたことがきっかけで物語がとんでもない方向に流れていく。
文章が読みやすく情景を把握しやすい。
家や庭の不気味さがわかりやすくよく伝わってくる。
最終的にどんでん返しがあるのも面白かった。
というのも黒幕がいるのだ。←これはネタバレになっちゃうな。
てっきり、もう解決したのかなと思ったら実は、という感じ。
この物語に登場する人間的にかなり難のある本物の霊感を持った霊能力者、大門の言葉「幽霊など存在しない。すべての霊現象は生きている人間が起こすものだ。そして、この世で一番恐ろしいのは、生と死の狭間で蠢いているものの怨念だ」は、その通りかもしれないと思った。
死んだ人間には何もできないのだそうだ。
たしかに生霊ってあるような気もする。
怨念とか呪いとかの恐ろしさが伝わる良い小説だった。
おわり
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