あまり期待せずにとりあえず小杉健治の作品を読もうと思い読んだのだが、面白かった。
主人公は勿論、裁判員の一人。
不十分な捜査、調査結果を基に評議させられる。
これが現実なら理不尽過ぎると思った。
怖すぎる。
とは言え、たしかに検察や警察が自分の間違いを認めるとは思えない。
いや、流石に、これは認めてほしい。
再捜査してほしいし、現実はそうであってほしい。
そもそも現実では、こんな裁判員がたった4日間で気づく捜査ミスを警察や検察、弁護士が見過ごすわけないとは思うが・・・・
そんな不十分な情報で、評議させられる。
死刑判決なので、裁判員としては責任は重く感じられる。
また、主人公は離婚問題も抱えており、より内容が複雑になっている。
それにしても、裁判員の中の一人はすごく残念な人間だったな~。
その人のおかげで、さらに内容は複雑になっていくのだが・・・
いろいろと内容が複雑に絡んでいくのだが最終的にはそういうことだったのかと言う感じでスッキリした終わり方をする。
読後感はいい作品だと思う。
おわり
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