■ 読後の感想
幕末にあまり詳しくない私でもわりとすらすら読めました。
どうしても、最初のパリ万博へ行くシーンなどは、登場人物も多く、ちょっと挫折しそうになりましたが、パリから帰国してからは、まあまあ、読みやすかったです。
■ 簡単に内容を説明します。
この高橋凌雲って人は幕府の医官です。
この随行員がいっぱいいて私は混乱し挫折しそうになりました。
案内役の外国人なんかも沢山登場します。
因みに私は大河ドラマ録画だけしてほとんど見ていません。
たぶん、ドラマにこの高橋凌雲って人、登場していたのではないかな~と思います。
パリ滞在中に日本では、幕府が官軍に倒されます。(大政奉還とか無血開城とかが起きます。)
パリで医学の勉強をしている場合でなくなった凌雲は、帰国し徳川慶喜のもとへ行くように命じられるのですが、榎本艦隊に身を投じます。
兄貴や弟も幕府側につきます。
函館戦争で、凌雲は、敵味方関係なく、医療に従事します。
官軍の上層部には素晴らしい軍人もいて、この辺りは、読み応えがあります。
戦争後も、医療に尽力し、ヨーロッパで学んだ貧民病院「神の館」に感化された凌雲は、救護団体「同愛社」を設立します。
とこんな感じです。
始めは読みずらかったが最後の方は物語に引き込まれました。
大河ドラマを見ておけばもっと面白かったかもしれません。