初めて読む作家さん。
少し前、深夜に放送されていたドラマに興味を惹かれ気になっていた。
とりあえず、ページ数の少なめな本を読んでみた。
死刑になりたくて人を殺したと言う容疑者の弁護士が主人公。
実は真実はネタバレになるので書かないが意外な方向、結果になる。
文章はセリフが多くスラスラ読める。
最終的には少しウルっと来た。(泣きはしながったが)
よくある弁護士と検察の戦いみたいなものは無い。
被害者家族、加害者家族について考えさせられる内容になっている。
どちらかというと、加害者家族についての比重が高い。
実際に現実でこういう偏見は沢山あるのだろうと思った。
被害者がまったく可哀そうに思えないのもこの作品の特徴なのかな~?
そういえば、殺人事件なのにそんな生々しい描写が無かった。
あまり、そこに重点を置く必要がなかったらかなのだろう。
トリックは少し無理があるような気がしないでもない。
素人が、そんな簡単に出来ないだろうとは思う。
しかし面白かったので、他の作品も読んでみようと思う。
おわり
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価格:759円 |
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