今週のお題「人生変わった瞬間」
第3種電気主任者試験に合格したことだと思う。
この資格を取得していなかったら、全く違う人生(仕事面だけだと思うが)だったと思う。
結果的にこの資格を取得して良かったのかどうかはタラレバの話になるので、考えてみても仕方ないが、たぶんいい方の分岐点だったのだろうと思う。
少なくとも仕事は充実している。
この資格を取得しようと思った経緯は、前職をリストラされたから。
工場が閉鎖してしまった。
農業高校出身で、特になんのスキルもない私には、あの時の再就職はとても難しかった。
スキルがないとは言えそれは具体的に示せるスキルがないだけで、化学工場で働いていたので設備等の知識はそこそこあった。
実際、現在の職場でも、前職の経験がかなりいかされている。
しかし、やはり資格を持っていることや溶接が出来るなど、具体的にアピールできる武器が転職には必要なことが痛いほど感じさせられた。
当時33歳だった。
何か手に職を持たねばと考え職業訓練校にて電気設備を学んだ。
電気に興味があったわけではないが、電気なら溶接等と違って参考書を読めばなんとかなるような気がしたからだ。
とりあえず、職業訓練校は電気工事士の資格を取得したのだが、この歳では、少し年齢が過ぎているようで面接はなんとかしてくれるが落とされることが多かった。
どこの会社も一人募集に何人も面接に来ている状態だったからな~。
特に好条件の職場を選んでいるわけでもなんでもないのだが・・・・
因みに、ガチの電気工事士の会社に就職しようとしていたわけではない。
面接に行った会社は、ある程度、福利厚生があるそこそこの会社だ。
かなり目をつぶって、この条件の会社ならライバルもいないだろうと高を括って面接を受けたのだが落とされまくるという感じだった。
やはり20代がよいようだった。
扱いやすいのかな?
めげずに、面接を重ね、なんとか今の職場へ就職することができた。
この就職活動で落とされるというのは、精神的にかなりキツイ。
落とした理由を教えてくれればいいのだが、何をどう努力すればよいのかわからないし。
電気の勉強は訓練校を卒業しても継続していて、38歳で第3種電気主任者試験を取得した。
42歳ぐらいで、新しい設備の電気主任に任命され給与や待遇面にはかなり不満はあるが、仕事内容としては充実していると感じている。
この資格の勉強のモチベーションを維持できたのは、おそらくアニメのワンピースの影響だったと思う。
このアニメを見て努力することがカッコいいように感じるようになりいろいろ愚直に挑戦するようになった。
電気以外も資格のかなり取得した。
図書館の影響も大きいと思う。
正直、図書館には10万円ぐらい寄付してもいい気もしている。
気がするだけで、実際には寄付はしないが・・・・
今は、もう50代なので資格取得はもうよいかと思い、休日は読書やお酒を楽しんでいる。
そう考えるとよかったのかもしれない。
おわり