本を見返しながら、このブログで感想を書こうと思っていたのですが、(いつもそうしています)さっき図書館に返却してしまいました。
よって、記憶とネットで検索できる範囲で思い出しながら感想を書くことにします。
題名は、彰義隊ですが、主人公は、彰義隊の隊員ではなく、輪王寺宮という公卿?皇族?その辺よく理解できていないのですが位の高い人です。
徳川慶喜の恭順の意を朝廷につたえようとし朝敵になってしまいます。
とても不幸な人です。(本人はどう思っているかわかりませんが)
終始、官軍側の有栖川宮との確執がありとても気の毒な内容です。
朝敵となったため、内容のほとんどは、官軍からの逃避行の話になります。
かなりリアルに描かれており緊迫感が伝わります。
また、宮の家臣や宮を慕う人々の行動は、私たちとは生きている時代が違うこともあり理解しがたいというか違和感を感じました。
私だけの感想かもしれませんが・・・
この時代、現代のようにお金が全てでなく身分が全てだったのだな~っと感じました。
新政府へ降伏後は、ドイツへ留学に行ったり、台湾出征したりと多少、運勢が良い方向に傾きます。
この時代の幕府側の人達って、その後、優遇されたり、処刑されたりと理不尽ですよね。
長い小説でしたが、結構さらっと読めした。
おもしろかったです。
終わり。
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