これは、木村拓哉と長澤まさみが出演していた映画の東野圭吾の小説。
基本、私は映像はこらえ性がないので、途中で断念してしまうことが多い。
真剣に見ないと訳がわからなくなるし。
でも読書なら流石にそうはならないし、読み返せばいいし。
この作品も多分に漏れず映像化されたものは最後まで観れていない。
機会があれば見てみるけど。
最近の若者と同様、内容を分かったうえで作品を見るもの楽しい。
原作を読んでからドラマを見るとどういうキャストが出てどんな風に演じられるのかを見るのも楽しい。
本作品はさわりの部分ですらちゃんと見ていなかった。
ほぼ、前提知識ゼロでも読書だった。
内容はやっぱり刑事ものの話だったのね。
よかった。
読んだ感想は面白かった。
まったく繋がりの無い殺人事件を繋がりがあるように工作し警察の捜査をかく乱するというような内容。
ネット社会だからこそ起こりえるお話。
4つの全く関連性がない犯行なのだが、その殺害現場には次の犯行場所を指定する暗号が残される。
緯度、経度、日時を組み合わせた暗号だ。
この物語は、その暗号を解読すると次はこのホテルが犯行現場になるということで、多数の警察署員がホテル関係者に扮し操作をするというところから始まる。
主人公はフロントクラークという持ち場で捜査する。
まあ、フロント(受付係だ)
4つの事件が実はまったく関係なかったというのは少し面白味に欠けると個人的には思ったが、このホテルでの犯人の犯行理由には少なからず、ちょっと犯人に同情する余地があると思った。
全ての客が怪しくなかなか面白い本だった。
おわり
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