まさよしのブログ

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ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 東野圭吾 を読んで (ネタバレ注意)

元国語教師(英一)が自宅の裏庭で殺されたところから物語が始まる。

この町は観光収入で成り立っている部分が大きく、コロナ禍による移動制限のおかげで住民は皆、困窮している。

その町の元住人で超売れっ子漫画家になった人物がおり、なんとかその作品にあやかって町おこしをしたいと皆が考えている。

主人公はその元国語教師の娘(真世)若しくは元国語教師の弟(武史)になる。

私は読解力が乏しいので、この本を読んでどちらが主人公かよくわからない。

題名にブラック・ショーマンと、とあるので、弟の武史が主人公になるのかな~?

この弟さんの職業はマジシャン。

娘の真世は、学生ではなく社会人になっている。

学生時代は、父の授業を受けていた。

この叔父と姪がコンビで殺人事件の真相を解明していく。

因みに、超売れっ子漫画家も、それにあやかって町おこしを企んでいる人々も皆、真世の同級生。

また英一が殺される前の電話通信記録から犯人は真世の元同級生の中にいる可能性が高いことが判明。

犯行には殺害された当日の英一の行動を知っている者でなければならず、その電話記録は重要な証拠になる。

ちょうど、同窓会が開かれる予定になっており通話記録には、その元同級生のものばかりだった。

この元国語教師(英一)は元生徒達からとても慕われており、教師を辞めても、いろいろ相談事を持ち込まれていた。

お金の事、町おこしの事、などなど。

犯人は勿論、武が解明するのだが、私としては意外な人だった。

刑事がなぜ、そんなことに拘っていたのかも真相がわかれば納得できる。

武史のマジシャン能力が半端なくすごいので、盗聴、他人のスマホの盗み見、誘導尋問など、なんでもありなんで、これなら事件も簡単に解決できるわな~とも感じたが、面白い内容だった。

 

おわり

 

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