今日も過去に読んだ本の紹介をします。
① 月は怒らない 垣根涼介
読書メータに書いた感想
その位置が地球の裏側にない限り、自分はいつも月に照らされている。月は怒らない。月は、太陽のようにあたしを突き刺す眼差しをしない。叩いたり、突飛ばしたりもしない。気づかなくても、ただじっと寄り添ってくれている。黙って、いつも見守ってくれている。家にいたたまれなくなると夜でも家を抜け出し近くの野原で夜空を見上げていた恭子。なんかいろいろ考えさせられた。深くてよく理解できてないかもしれないが、過去より今を生きていこう。これからも変われるし変わっていこうという気になる本だと思う。
この本は、なぜか興味をそそられました。
価格:715円 |
② 光秀の定理 垣根涼介
読書メータに書いた感想
笹の葉新九郎と愚息。フィクションの人物だが、この2人が登場することにより物語がすごく魅力的になっていて夢中で読めた。光秀に信長に久秀、まったく逆の性格のようで本質的には似たような考え方をしている点も面白かった。特に信長が久秀に「神は、いると思うか」と聞いたシーンが心に残ったし久秀にも興味を持った。また、仏の嘘をば方便といい、武士の嘘をば武略という。これをみれば、土民百姓はかわゆきもの也。と語った光秀のやさしさに感動した。
個人的に、この本は、めちゃくちゃおすすめです!
面白いです。
登場人物が皆、魅力的です。
この本を読んで、松永久秀にすごく興味をもつようになりました。
価格:836円 |
③ AIにできること、できないこと ビジネス社会を生きていくための4つの力 藤本浩司 柴原一友
読書メータに書いた感想
僕の浅はかな認識では、AIとは漠然と遠い未来の話ではなく近い将来、人間の仕事を奪ったり支配する存在なのかもしれないと思っていたが、本書を読んで180度認識が変わった。最近よく聞く単語だが、中身は今までの積み重ねであることにほっとした。知性の要素「動機」「目標設計」「思考集中」「発見」のうち、AIは動機や、目標設定に関してはまだまだ、人間の設計が必要である。質より量を高速で処理して賄っているため、目標とする範囲も限定的でなければ効率よく機能しない。本当の人口知能ができるまでは、まだまだ何世代もかかりそうだ。
この本を読むまでは、全くAIに関しての知識が無かったものだから、ロボットに仕事を奪われるのではないか、支配されるのではないかと、不必要に恐れていました。
正しく理解できたことで、AIは使いこなすべきものであることがわかりました。
今後、近い未来、仕事や私生活において、AIを使いこなすスキルが必要とされる時代になると思います。
この本がおすすめですが、他の本でもなんでもいいので、AIに関する本を読んで正しく理解することはいいことだと思います。
AIにできること、できないこと ビジネス社会を生きていくための4つの力 [ 藤本浩司 ] 価格:2,200円 |
④ 東大卒プロゲーマー 理論は結局、情熱にかなわない
読書メータに書いた感想
成果を出せる人と、そうでない人の違いは、情熱である。ロジックや合理性は、情熱があってこそ生きる。情熱は論理を凌駕する。この人のゲームへの取り組み方をみれば、なるほど、東大に受かったり、マテリアルの研究で成果を出せたことに頷ける。すごく頭の良い人だなと思った。大切なのは、それにどれだけ真剣に取り組むか。真剣に取り組めばそれがどんなことであっても人は学べる。その通りだと思った。
この本を読んで、プロゲーマーに興味を持つようになりました。
自分がプロゲーマーになるとかゲームをするとかではなく、プロゲーマーをスポーツ選手と同様にリスペクトできる存在にさせてくれました。
それまでは、全く別次元の話で、正直、大の大人がゲームって、と思っていました。
今まで、全く興味のなかった世界を1つ知ることが出来て良かったと思います。
東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書) [ ときど ] 価格:836円 |
⑤ 千年鬼 西条加奈
読書メータに書いた感想
たぶん、今まで読んだ本の中でこの本が一番泣いてしまったと思う。罪とは人の知恵がつくりだしたもの。だから、人しか人鬼にならない。子鬼の思い、民の思いがずしと重く読んでいて耐えられなかった。胸が苦しくなる作品だった。
絶対に読むべき本です。
価格:693円 |
以上、今日のおすすめ本でした。
興味が持てたら是非、購入して読んでみてください。