まさよしのブログ

日記・読書・スキー等いろんなことについて書いています

ケーキの切れない非行少年たち「1」を読んで

prime readingにて読了。

読書メータのランキングでいつも上位にあがっていたので前から気になっていた。

ランキングにあがっているのは書籍だが、primeで漫画版があったので試しに借りてみた。

非行少年の中には知的障害を持った子がいるという内容。

知的障害と言っても生活出来ないレベルではなく知能指数が84以下の人達。

全体の14%になるらしい。

一クラス35人として5人程度。

自分の知能指数がよくわからいので、84以下がどの程度なのかイマイチピンとこないとのだが、題名にある通り丸いケーキを三等分することが出来ないレベルのようだ。

物覚えも悪かったりするので仕事もなかなか続かない。

また、人から誘われたり頼まれたりした場合、断れない。

当然、詐欺にも逢うし、ずる賢いやつらに利用される。

誰しも、人からの誘いや頼みごとを断ることはストレスだとは思うがIQの低い人たちはそれが極端なようだ。

まあ、読んでいてこれらの少年少女の行動は理解できなくもない。

多少私にもそういう部分はあるとは思う。

だから、表面上、障碍者ではあるが普通の人に見える。

そういえば、非行少女ではないが、子供を置き去りにして友達と旅行に行って亡くしてしまった若い母親をネットニュースで見たな~。

その人も発達障害だった。

それで罪が減刑されるかどうかは微妙らしいが。

こういう人たちに罰を与えても被害者の無念は多少は晴れるかもしれないが世の中にとっては、犯罪の抑止力になっていないので、いい結果になっているとは思えない。

では、どうすればという問題もあるが、やはり、そういう症状の人を早期発見し対処するしかないのだろう。

対処するため少年院に入所したりするのだが、退所後、やはり同じ過ちを冒すケースが多いようだ。

難しい問題だ。

全体の14%にそういう可能性を秘めた人たちがいるということはやはり恐ろしい。

考えさせらえる内容だった。

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