内容的には、以前読んだ、岡田斗司夫の評価経済社会と似ています。
現在進行している価値観の変化は以下にまとめられます。
・第1印象至上主義
最初に感じた第1印象やその時に起こった感情を絶対視してしまう。
情報過多の為、じっくり本文を読んだりしている暇がない。
ネット社会では同じような趣味、嗜好の人間ばかり集まってしまう。
・考えるより探す
自分で回答を考えるのではなく、大勢の意見から、自分に合った意見を選ぶようになった。
・中間はいらない
超メジャーな人は生き残るが、これまで、そこそこ食えた中間のプロはこれから食えなくなる。
題名のユーチューバーが消滅する未来とは、機械翻訳技術の進化により、ユーチューブがグローバル化し、競争が国内だけではなくなるということです。
リアルタイムで翻訳できるようになれば、世界中のユーチューバーを日本語で視聴することができます。
この先は、今より「グローバル」と「ローカル」に二極化していくだろうと著者は予想しています。
上記の中間はいらないの「中間」(日本だけ)では中途半端すぎて、もっとグローバルか、もっとローカルでないと生き残ることは難しいというようなことが書かれています。
また、人工知能がユーチューバーになる。AIユーチューバーが出現する日もそう遠くないかもしれません。
機械は24時間、365日、働けますからね。
人間ユーチューバーは太刀打ちできません。
アマゾンが不動産へ進出
これは、私もあり得そうな気がします。
インターネット上の店舗なら物理的な制約がない。データベース上で在庫を把握して、欲しい人がいたらそこに届ける。多品種少量販売が可能。
資格試験とかにもよくでてくる「ロングテール」です。
不動産こそ、究極の多品種少量販売ではないでしょうか。
その通りだと思います。
物件がアマゾンレビューの対象になれば安心だし価格も安定すると思います。
その他にも、いろいろ、興味深い予想が書かれていました。
AIに政治を任せるというのは個人的には賛成だと思いました。
人間だろうがAIだろうが判断をミスることはあるだろうしな~。
ミスっても、最終的に、人間が責任を取ればよいので、AIを導入することにより政治家は、責任者だけでよくなる。
その責任者はAIの指示に従うだけなので政治能力が高い必要がない。
ただし、この人が言うのであれば、と思わせるカリスマ性は必要になる。
有能な人材は政治ではなく他の分野でいくらでも必要とされ活躍してほしい思う。
終わり
ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く (PHP新書) [ 岡田 斗司夫 ] 価格:968円 |