「真昼の花火」の中にある2番目の短編「弔鐘」を読んだのでその感想を書きます。
作者が何を伝えたいのかよかわからなかったです。
内容は、三郎というボクサーが世界ライト級チャンピオン、ボブ・コーターとノンタイトル戦をおこなうというもの。
因みに、ボブ・コーターは、半年前に挑戦者の白人選手をその強打で死においやっています。
三郎は、試合の前になるとよく失踪します。
理由は、こわいからというものです。
こわいので、試合では、その恐怖から逃れるため、相手を打ち倒して再び立ち上がらせないようにします。
かなり強いボクサーです。
三郎の生い立ちは、母は貧乏に耐え切れず家出、病弱の父と兄は、悲観して自殺で電車に轢かれます。
三郎も電車に轢かれるはずだったが、なんとか逃げ切ることができました。
ボブとの試合は、かなり苦戦するが、三郎が勝利します。
この後、だが、しかし、という展開になります。
気になる方は吉村昭の「真昼の花火」って小説を読んでみてください。
このブログに添付したいのですが、楽天で検索してもでてきません。