primereadingにて読了。
読みやすくて内容も面白く為になる本だと思う。
絶対に読んだほうがいい。
サピエンス全史とちょっと内容が似ている部分もある。
本書を読むまで稲と人口密度の関係は気にしたこともなかった。
香辛料とヨーロッパ諸国、その他の国の関係も興味深い内容だった。
植民地支配や黒人奴隷も多少の知識は持っていたが、本書を読むことにより、ぼんやりした知識が、なるほどなと思えるよど理解できるようになった。
農業には労働力が必要なのだ。
カフェインが体に良いか悪いかの論争も理解できた。
カプサイシンの「辛さ」は「痛さ」であることも知らなかった。
辛い物を食べると、そういう作用で食欲が増進されるんだと、へ~っと思った。
アイルランドでジャガイモの不作がおこらなかったら、もしかしたらアメリカは今とは違った国になっていたかもしれないという話も興味深かった。
私は素直に白人も黒人もなく差別をなくそうという思いで宣言したと解釈していたのだが、それだけの理由ではない。
綿とイギリスとアメリカ南部とが関係している。
リンカーンとしては、戦争の目的が奴隷解放であることを内外にアピールする必要があった。
アメリカ人が紅茶の代わりにコーヒーを飲むに至った経緯、私はアメリカンコーヒーは薄いコーヒーと認識していたが、実際には焙煎が浅いコーヒーであることなど全然知らなかった。
因みに浅く焙煎する理由は紅茶の味に似せるためである。
トウモロコシがとても不思議な植物であることなど、まだまだ、沢山、面白いことが書かれている。
全ての項目に興味を持って読めた。
かなりおすすめの本です。
おわり
新品価格 |