まんがで解説した中村天風の教えを読んでみました。
おそらくまんがなので、浅い内容なのだと思いますが、もっと早く、若いうちに、この本に出逢えていればよかったのにな~って思うほど私にとっては、良い内容でした。
もうちょっと中村天風を知りたくなったので、今日、図書館で、中村天風関連の本の中で一番ページ数が薄い本を借りてきました。
名言を少し紹介します。
「運命というものには二種類ある。どうにも仕様のない運命を天命といい、人間の力で打ち開くことの出来るものを宿命というのである。」
運命には、人間にとって絶対的な「天命」と相対的な「宿命」があると天風は、定義しています。
運命は宿命が大部分であり、宿命は自分の力で新たに展開していくことができます。
「常に最高の運命を招くべく、いかなるときにも、すべてを感謝と歓喜に振りかえるよう、積極的な態度を、心に命じて活きるよう努力しよう。」
心に命じてとは、心も、体も、自分の本体ではなく生きていくための道具ととらえており(たしか、陽明学もそんな感じだったような気がします。)道具を上手く使いこなすことさえできれば、誰でも人生を幸福に生きることができると説いています。
体が病んでいても、どんなときでも心はいつも元気でいられるということです。
「心配したり悲観したりする習慣を、習慣とも気づかず、悪い癖とも反省しないで、人間共通の通有性というように、間違えてますますやっていると、人生の光明をどんどん闇にする哀れな気分だけが、人生を支配するようになってしまう。」
感情というものは、絶対的なものではなく相対的なものでありコントロールすることは可能。
消極的な感情が湧き起こっても、それに執着しないようにすることで、前向きな一歩を踏み出せる。
その他、いろいろいいことが書いてありました。
読んでよかったです。
価格:1,320円 |